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sui
投稿日時: 2003-5-28 23:14
webmaster
登録日: 2003-5-21
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投稿: 158
オンライン
リキッド伝説...!!
Smashing Magからの転載 (Saya38様、許可感謝)

当初、仕事都合がありLiquidは無理だと思っていたが、キャパシティの小さいところでBeckを楽しめるまたとないチャンスを逃していいものかという思いもあった。そうこうして、だいぶLiquidが近づいてからなんとか時間調整とチケットの入手に成功したのであった。

結論の感想から言ってしまうと、行くことができてほんとよかった。NKだけしか行かなかったとしたら、せっかくの来日の印象もだいぶ違っただろう。

ワンドリンク付のチケット、ホールと比べても薄暗く狭い開演前の会場。始まる前から雰囲気がホールとは違う。Acoustic Solo Liveと銘打っていたので、もしかしたら弾き語りで最後まで行くのかと予想もあったけれど、ドラムやキーボードのセットもあったので、Mutationsのときのような2部構成かなどと考えながら待つことしばし。実際は、セットリストに挙げている通り、「弾き語り」「Beck & Smokey」「Beck & The Band」という豪華3部構成であった。

Beck登場。服装は会場の雰囲気とテーマにもマッチしたカジュアルな感じ。ジャストサイズの黒っぽいセーターの襟と袖から白いシャツをのぞかせ、下はジーンズ。ごっつい白めのブーツにズボンの裾を入れていた。「kんニチワ」と欧米人のコテコテ日本語で挨拶をすると否が応にも会場の温度は上昇。

「1994年で初めてリキッドでプレイしたな。誰かそのときもここにいたかい?」「君はいたの? OK」みたいな会話の成り立つスタート。素晴らしき忘れがたき夜を予感させる。

一曲目が定位置になりつつあるGuess I'm Doing Fineの弾き語りでスタート。おいらは、Beckの指まで見えそうな位置にミーハーな興奮。おいらは、CDとは違うように歌うNow I bade a friend farewell I can do whatever pleases me♪というところが好きだ。NKでも思ったけれど、歌が実にうまい。また、昨日のNKと比べ物にならないくらい音響がしっかりしてるとも感じた。

続いてカバー曲Kangaroo。オリジナルを知らないおいらだけど、Beckの新曲と言われてもわからないくらいモノにしていた。

Cherry Blossom Songは今回の目玉の一つ。即興曲。欧州ツアーでも即興は演奏したみたい、重税の歌だったか。「桜の季節だね」とか言っておもむろに弾き語り始める(歌詞はセットリストからのリンクを参照)。

京都といえば芸者ではなく、それは舞妓なんでは? と思うが、まあ細かいことは置いておこう。

そのまま、Lost Causeに流れ込み。nobody cares♪という詞をCDとは違う調子で歌うところ、おいら、とても沁みる。すぐ後にBeckはおもむろに立ち上がり、謎の楽器の前へ。

「次の曲はポンプオルガン(?)でやるよ」「東急ハンズで買ったんだ」などとジョークも飛ばし、吹かずに置いてポンプを動かすアコーディオンのような楽器(ハーモニウムというらしい)でNobody's Fault But My Ownを演奏し、熱っぽく歌うBeck。かなりよかったので、シングルのカップリングで別バージョンとして出してほしい。

一息ついて写真を撮ると言い出すBeck。beck.comに載るのだろうか。中央前列にいたファンと一緒にチーズ。デジカメで確認して「キュート」と言っていた。自分をほめてるの(笑)?

ギターに戻って弾き始めた次の曲はなんとJohn=LennonのLove。オノヨーコとかショーン・レノンとも友好のあるBeck。この曲のシンプルさに学ぶところがあるみたいなことをどこかで言っていたが、BeckのLoveを聴けるとは思わなかった。感激。

「リクエストあるかい?」と問いかけるBeck。皆思い思いの曲名を叫んでいた。おいらには「Tropicalia!!」と叫ぶ女性の声が結構大きく聞こえたが、Beckには届かなかった模様。おいらは、Put It Downをやってほしかった。収拾つかなくなったBeckは、「この曲でどうだい」とFlaming LipsのDo You Reallize?? を歌い始めた。出だし失敗したけど。そのまま、往年の美しき名曲Asshole へ。歌い終わると、アミノサプリを水代わりに飲み、「あみーのー」とウケ狙いかアピール。

Beckはのそのそとキーボードへ移動。キーボードの音を確かめながら「TVゲームみたい」とか言って、Debraをやりはじめるものの、少しキーが高かったのかI met you♪でやり直し。CDと違い、裏声ではなく渋い声で歌い始める。一番を歌い終わったあたりで替え歌に変わる。歌いながらも、一人で吹き出すBeck。

性転換デボラ。歌詞は今まで書いた中で最悪とか自嘲しつつ歌っていたが、詞はともかくこんなDebraも悪くない。

「Good でNewでCoolなことを日本語でなんと言うんだい?」といったことをファンに尋ねるBeck。誰かが「ヤヴァイ」と叫ぶと、反復するBeck。この後も何度も「やヴぁい」を口にする。

カバー曲Magnoliaを歌い始めると、おいらは初めてこの曲を聴いたのだけど、歌詞に「New Orleans」という言葉が聞き取れた。昨年、仕事で少しだけNew Orleansに行ったおいらは、その頃をふと思い出したりしていた。ちょっとしたことでその土地の贔屓になるおいら。

ここでBeckはSmokeyを呼んだ。ここでもBeck、Smokey、ファン、「やヴぁい」を連発。「日本に来て何をした?」とSmokeyに尋ねるBeck。「ビデオやらCDやら食べ物やらいっぱい買い物したよ」とSmokey。

Old Coutry Music Songだと言って始めたのは、She Thinks I Still Care。ほのぼのした曲。Smokeyのハモりも心地よい。

自分の曲をと言ってやり始めたのは、Side of the Road。続いては、Round the Bend。Smokeyがギターでインド民俗音楽っぽい雰囲気を出してたように思う。そのまま、The Rolling Stonesのカバー曲No Expectationsに突入。大御所の曲ももちろん想像以上のできばえで聴かせてくれる。

The Everly BrothersのカバーSleepless Nightもライブの聴きどころの一つ。 BeckとSmokeyの美しいハモリ、演奏のコンビネーション。始まった瞬間、Liquid Roomを埋め尽くしたファンの歓喜の声。

この後、バンドが勢ぞろい、というところで後半へ続く。


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