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     ヨーロッパツアー後 2003年5月10日〜
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投稿者 スレッド
sui
投稿日時: 2003-6-3 22:59
webmaster
登録日: 2003-5-21
居住地: JPN
投稿: 158
オンライン
ヨーロッパツアー後 2003年5月10日〜
BECK JOURNAL ヨーロッパツアー後です。
このスレッドのトップ記事にREPLYする形で掲載します。
マロン
投稿日時: 2003-6-27 0:47
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
Re: ヨーロッパツアー後 2003年5月10日〜
日付順に並べ替えるため削除しました。
マロン
投稿日時: 2003-6-29 16:48
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003年6月14日 : パープルの人とピンクの人
日付順に並べ替えるため削除しました。
マロン
投稿日時: 2003-7-13 20:57
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003年5月10日  dawning of a......
僕はヨーロッパでのソロ・ツアーから戻ったばかりで、すぐに新しいバンドとのリハーサルに入っている。一週間で数十曲をこなして何か新しいものに変えていく、真実と異議の爆発の証人となるためにやってくるすべての人のために。まず、緊張の頻発と自暴自棄と無謀と破壊で自分たちをカムフラージュした。過去を全滅させ、リセットを強行し、計算機にゼロを打ち込んだ。この新しい緊急事態は僕たちに、レーザー光のようなサウンドをもたらした。その光は、2003年の閉塞した風景に色彩スペクトルの屈折光を投げかけるプリズムに照準を合わせている。

これは、機械化された内幕追求、破綻したリアリティ、テレビ注入サービス・ステーション無風状態から、より自律したドリーム・ライフ、美の解放に向けたささやかな意思表示になるだろう。君たちを決してがっかりさせないことを約束する。
マロン
投稿日時: 2003-7-13 21:03
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003年5月15日  our new players
君たちはたぶん、ミステリアスな新しいプレイヤーが誰か知りたいだろう。greg kurstin(the terminator)は、キーボード・プレイヤー、もっと重要なのはkey-tar(シンセにストラップをつけたやつ)プレイヤーの役割で再登場している。steven mcdonaldはベースをプレイしている。君たちの中には、彼をredd krossと、それから長いロック家系から知っている人もいるかもしれない。josh klinghofferは僕らの若きギターの化身だ。僕はしばらく前に繁華街近辺で彼に知り合った。彼はjon brionのような友人達とプレイし、vincent galloのバンドとツアーしていた。ドラマーのjayは、足に結びつけたマルチ・カラーのシェイカーで目立ち、彼がたたいたりぴしゃぴしゃやったりする巨大な木の箱に座っていた。彼は、このところ僕たちが聴いた中では、一番クレイジーなガラクタ置き場のサウンドをつくっている。君たちがこの夏彼らを知るようになり、僕と同じように彼らを受け入れてくれることを確信している。
マロン
投稿日時: 2003-7-15 0:34
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003年5月17日  a beginnig and an end
今夜僕たちは40〜50人の友人達の前で小さなショウをやった。僕たちは一時間半の音楽にすべての努力を結集させた。魔法が起こった。新しいバンドは化学的に融合し一つの存在として生命が生じたのだ。

以前のバンドのメンバーもそこにいた。通過していくトーチのように。JMJやsmokey、stagecoachやthe manthing(*)に何が起こったのかと不思議に思っている人たちは、彼らがみんな彼ら自身の道を歩みだしていることを知って喜ぶだろう。justinとjoeyは彼らのバンド、IMA robotでこの夏レコードを出す。smokeyはcibo mattoのシンガーのmihoと合流してsmokey and mihoとして何枚かのEPを出している。roger manningはjellyfishやairのjason falknerと一緒にtv eyesという驚くべきニューウエイヴバンドを持っている。83年のflock of seagullsのワールドツアー以来サイアク(?)のライヴショウで有名。

日本/オーストラリアツアーは僕たちのバンドとしての再結成であり、送別だった。僕は彼らのおかげで幸福だけれど、彼らが去っていくのを見て引き裂かれる思いをしている。何年も何年も一緒にプレイしたこと、僕たちが発展させた音楽的な魂の融合はかけがえがない。友情やふざけあったりしたことについては言うまでもなく。彼らは失われるだろう。しかし今僕たちは、過去に縛られず、建設/破壊の新しい強烈さに身を任せる新しい怪物の出発点を手にしている。今夜、彼らは自らの束縛を解いたのだ。


*stagecoach=joey waronker
the manthing=roger manning
マロン
投稿日時: 2003-7-18 1:05
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
Re: 2003年5月17日  a beginnig and an end
削除しました。
マロン
投稿日時: 2003-7-29 0:08
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003年5月22日  a return to the american stage
僕たちは小さなウォームアップショウをノースハンプトンでやった。turdstone mooreとkimはスペインに行くために何時間か前に街を離れていったので、stevenと僕は街を放浪するはめになった。(*1)
僕たちのギグは彼らのニューイングランドの住居から何ブロックかのところらしかった。僕たちはツアーの初めのショウを地元の人々と学生達にどんなふうにプレイするか、その案をたくさん持っていた。

その居酒屋の雰囲気は家庭的で、小さなテーブルやブースの人々は、僕たちがフォークジャムをかき回すなかで、飲んだりおしゃべりしたりしていた。翌日、僕たちはボストンの埠頭の野外テントのヴェニュでリハーサルしていた。季節はずれの寒さで最低気温は華氏40度(摂氏4.4度)、それに雨が降っていた。僕たちは一日中、そして夜も、自然の力に逆らって、寒さで硬くなりかじかんだ手で練習した。翌晩はショウだった。the black keysがショウの幕を開けた。彼らはミシシッピ州オクスフォード近くのアクロンからやってきたブルースの2人組だ。fat possumレーベルはrl burnsideとjunior kimbroughのレコードを出している。僕は以前ミシシッピに行き、fat possumを経営するmathewと一緒に出歩き、rlのジューク・ジョイントに行った。いずれにしても僕は彼らにsnl(サタデイナイトライヴか?)をやっているときに会ったのだった。彼らはsleater-kinneyと一緒に来ていてその前座をつとめていた。janetが僕たちを紹介し、彼らは僕にCDを何枚かくれた。ドラマーのpatrickは僕の友人のralph carneyの親戚だ。ralphは、チャイニーズノーズフルートでほとんどodelayのバンドのメンバーだったころからtom waitsの仲間だった。

寒さをものともせず、僕たちのショウは始まった。odelayとvulturesの曲をたくさん呼び戻した。去年flaming lipsとやったツアーではそれらの曲を封印していた。これはかつての興奮の投下への復帰なのだ。去年僕は新しいレコードとそれらの曲の雰囲気に集中していた。僕は来年の次のレコードのためのプランを温めていて、ショウの雰囲気はさらにその材料とイメージとに変わりつつある。

何年もの間、僕たちのステージでの滑稽な行動は、心の狭い連中のしたり顔の渋面によって批判されてきた。僕の意志は常にショウを扇動的で面白いものにすることだった。僕は人々を熱中させるための努力において、自分自身を笑い物にすることを決して気にかけない。tomata du plentyやdarby crashのようなLAのパンクピープルの周りで僕は育った。彼らのパフォーマンスはやりたい放題で突発的で楽しいものだった。僕はいわゆる‘ロック的な姿勢’にあまり関心がない。ロック的な振る舞いに対する先入観も無視する。時には、ステージで一番言うべき事は‘alriiiight!’のような一番馬鹿馬鹿しいことなのだ。昨晩は、‘ポプリの好きなbboys(?)はみんな手を挙げて宣言して’と言った。

時には、ステージで何か意味のないことを言う自由がある。ステージ上での‘重要性’という重荷はオーディエンスにとってもパフォーマーにとっても重苦しいものでありうる。僕たちはみんな本来、音楽の祝祭と応答/反応に参加するためにそこにいるのだ。真実は僕たちの意志の正直さと誠実さによってのみ伝えられる。もし、ある行為や言葉が構造を崩壊させるなら、僕はそれを使う。普段僕は自分のやることにおいて体面を傷つけることや芸術を安っぽくすることを気にかけない。笑われたりシリアスに受け取られないことを恐れるアーティストもいる。僕が好きなパフォーマー、iggyやpatti smithやjames brownやmark mothersbaughは常に体面を超えている。彼らは彼ら自身が発案した自律的な戦場/遊び場にあって、慣習や均一性という協調の倫理によって押しつけられる体面の支配権の中にあることに決して煩わされることはなかった。

僕たち自身の不可解さと個別性の否定には意味がない。無茶で馬鹿げていて傷つきやすく奇妙であることが許されるべきひとつの場所、音楽において、なぜそれを行うのか。


*1 ソニックユースのスペインツアーのため。stevenとbeckだけここの家に泊めてもらったんですかね?

正確な内容をお知りになりたい方は、原文を参照してください。↓

http://www.beck.com/journal/index.php?id=000029
マロン
投稿日時: 2003-9-1 15:03
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003.05.25 a candle in a wind tunnel
僕たちはボストンでラジオ・ショウをやった。ラジオ・ショウは、ラジオ局とそのプレイ・リストにあるバンドのプロモーションのために現地のラジオ局によって組織されるコンサートのひとつだ。普通、回転するステージで行われ、ひとつのバンドが終わる時にもうひとつのバンドがプレイするために回ってくる。10かそこらのバンドとクルーがトラックと、分刻みでセットアップされ分解される装置と一緒に並ぶという気違いじみた仕事だ。そこには、セキュリティ・ガード、主催者、使い走り、レコード会社の人々、評論家、ラジオ局の幹部、dj、ミュージシャン、取り巻き、そしてウォーキー・トーキーの音を最大にした無報酬の男たちがいる。ウォレット・チェーンや編み上げた(?)前腕があるが、断然フェリーニ風の光景だ。

着くと同時に、そこが95年にlollapaloozaをやったのと同じヴェニュだと気づいた。即座にステージからcypress hillを見ていたときの記憶がよみがえった。その時、座席のあるエリアの後ろの芝生席のオーディエンスは、突然の雷雨の間、芝生と草地をずたずたに引き裂いたのだった。ヒッチコックの「鳥」の一場面のように・・・まるで何千羽ものブラックバードが酒宴をする若者たちにおそいかかっているようだった。しばらくしてから一万人の若者達が芝生を空中に投げ上げていたことがわかった。彼らはまた、ぬかるんだ丘の斜面に、人間橇用のコースを造っていた。それはずぶぬれになった群衆を二分していた。その泥のコースをグランジ系の若者たちが思い切り頭から滑り降りた。彼らの体から湯気が上がった。ロックの修羅場の真に黙示録的光景だった。

今回のショウはもっと抑制されたものだった。あえて言えば、95年組の世代より、より恵まれていた。群衆の上を飛んだ物といえば、シャボン玉と遠くのradioheadのニューアルバムの宣伝をする小型の複葉機だけだった。

ほとんどのバンドはパンク・メタル・ティップで非常にアグレッシヴだった。何人かが僕に、13歳のとき僕がプレイするのを見たとか、5年生のときいつも僕の曲を聴いていたとか言いに来た。彼らにありがとうと言って、僕は歩行器にたどり着き、シャッフル・ボード(*)のコートにとぼとぼ歩いて行った。

このショウは相反する傾向のバンドを寄せ集めたものだった。僕たちにとっては、バンドとしては2度目の大きなショウだった。たいてい、これらの状況において、どんな準備もなくステージ上に放り出されるのだ。風穴の中でロウソクに火をともそうとするのに似ている。僕たちの白い靴とタイトなパンツとダンスがある種の人々をいらだたせたのだろう。前の方の席の野球帽を後ろ向きに被った一団がずっと僕に非難の指先を向けていた。まるで、僕らの危険に晒された男らしさへの、彼らの指をロウソクにしたテストステロンの不寝番のようだった。僕らの男らしさは全然損なわれてません。たとえタイトなパンツをはいていてもね。信じてください。

とにかく、僕らはフィラデルフィアに向けて7時間バスに乗って無傷で逃走し、そっちの終点ではチーズ・ステーキが待っていた。


http://www.beck.com/journal/index.php?id=000030


* シャッフル・ボードというゲームがあるんだそうです。お年寄りがやるゲームなのかな?すっかり年をとった気分になってしまったということらしいです。
マロン
投稿日時: 2003-9-2 16:47
Total Paranoia
登録日: 2003-5-30
居住地:
投稿: 589
2003.05.26 dust my broom
もうひとつのラジオ・ショウ、今度はフィリー(フィラデルフィア市)で。雨が降っていて寒く、いつものフィリーの爆発より地味だった。バックステージにたくさんの軍人がいるのに気づいた。どういうわけか彼らはショウの一部なのだった。すべてのことが過去のフィリーでのラジオ・ショウより陰気に見えた。僕はthe rootsと一緒のcody chesnuttに話しかけた。彼のレコードを気に入ってることを伝えた。彼は、疑いなく、その日一番けちな帽子を持っていた。hot hot heatにも会った。彼らは温かくておしゃべりだ。僕らはaudioslaveのセキュリティが僕らを追い出しに来るまで、通路で気持ちの良い会話を続けた。それで僕らはその場を離れ、もう一度7時間のドライブに出た。僕らはヴァージニアの森林地で休日を取ることに決めた。朝の4時に、ある風変わりな植林地に突き当たるまで、バスに田舎道を引き返させた。ブラシの埃をはたいて宿をとった。


http://www.beck.com/journal/index.php?id=000031
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